ジャーナル#2 国際男性デー
目次
- ①アンコンシャスバイアスとは
- ②メンズメイクの歴史
- ③メンズメイクのススメ
「国際男性デー」(International Men’s Day)とは、「男性・男児の男性の心身の健康と幸福、ジェンダー平等を促す日」として、1999年にトリニダード・トバゴで始まった記念日です。
①アンコンシャスバイアス
男性が直面する社会問題に焦点を当て、意識を広げるこの日、20~60代の男女計約1万人を対象に調査した国のデータによると、7割以上の男女がアンコンシャス・バイアス(男女間における無意識による思い込み)を持っていることが判明しました。
例えば、「男性は仕事をして家計を支えるべきだ」「育児休暇は女性が取るものだ」「家系は男性が養うものだ」そのような偏った考え方をアンコンシャス・バイアスと呼びます。血液型を聞いて性格や人間性を決めつけること、さらにメイクは女性がするもので、男性はするものではない。このような偏見もアンコンシャス・バイアスと言えます。
私たちは、男性もヘアメイクが必要だと感じ、コムニコスを立ち上げました。メンズコスメやジェンダーレスコスメの販売もしていますので、この男女間におけるメイクのバイアスを取り除いていきたいと考えています。そこで、男性メイクの歴史に注目してみることにしました。
②メンズメイクの歴史
古代エジプト時代は、ファラオや貴族は目の周りを黒で囲い、宗教的な観点や、太陽からの保護で、メイクをしていました。
古代ローマ時代は、顔を白く塗り、眉も整えていました。
日本におけるメイクも、平安時代の貴族は顔を白く塗り、眉を整えていました。武士も化粧をしていたそうです。明治維新以降は、海外アーティストの影響もあり、ロックバンドやビジュアル系バンドなどの、一部にとどまっていましたが、ここ数年でBTSなどのKPOPアイドルを筆頭に、日本のメンズメイクは若者に大きな変化をもたらしました。メンズメイク市場の規模も大きく拡大しました。
③メンズメイクのススメ
しかし、市場の拡大に反して、男性メイクがまだまだ浸透していないと感じることもあります。店頭でのお客様とのコミュニケーションの中で「メイクをするのは恥ずかしい」「職場では必要ないから」「若くないから」など、年配の方のアンコンシャスバイアスが強いように感じます。
メンズメイクは、時代や文化によってさまざまな形で変化してきました。男女問わないジェンダー平等が叫ばれる現代、まずアンコンシャスバイアスを取り払って、まずは1ヶ月。スキンケアから始めてみませんか?そして、水分で潤ったお肌を触ってみてください。きっと、もっと美しくなりたい、追求したい。と感じるはずです。
そして、3ヶ月後には「会議での印象が良くなった」「肌の調子も改善された」などプラスなことばかりが訪れることと思います。
メンズメイクは、単なるトレンドではなく、誰もが自分らしく生きるための選択肢の一つであると考えます。「国際男性デー」を機にまずはスキンケアから始めてみませんか?