Various achievements
case study
事例
- ーー ヘアメイク監修を導入したバックグラウンドについて聞かせてください。
- 生沼:メズム東京には、 五感を魅了(メズマライズ)し、インスピレーションを創出し、人生を豊かにする。といったブランド哲学があり、さらにはブランドコンセプトでもある「TOKYO WAVES」のブランドピラーの一つ「東京モードスタイル」を、ヴィジュアルを通して表現したいと考えていました。
そこで初対面の第一印象に着目いたしました。
メズム東京のユニフォームは、ヨウジヤマモト社とのコラボレーションから誕生した黒で統一されたジェンダーレスラインによるモードな装いです。
そのため、「東京“モード”スタイル」を体現するには、ユニフォームに合うヘアメイクが重要であり、ミスマッチではバランスがとれないと考えました。
さらには、タレント(ホテルスタッフ)は、お客様から360度、常に見られていることから、良い緊張感と高揚感を持ち続けていて欲しいという強い想いがございます。
オンステージ(お客様と接する場所)では、素の自身ではなく、メズム東京という舞台を作っている役者として活躍して欲しい。
それには、ヘアメイクを整え、オンステージにて自身のキャラクターを表現することがとても大切なことなのです。
これらを実現するために、ヘアメイク監修を取り入れました。
- ーー ヘアメイク監修に、コムニコスを選んだ理由をお聞かせください。
- 生沼:一般的なビジネスシーンにおけるマナーを重視したスタンダードな身だしなみのヘアメイクではなく、メズム東京のブランドコンセプト「TOKYO WAVES」を体現し、トレンドを取り入れたモード感のあるヘアメイクが必要だったため、経験と技術を持ったヘアメイクのプロフェッショナル(コムニコス)にお願いをしました。 ヘアメイクは奥が深く、高い技術が必要であり、メズム東京の「東京“モード”スタイル」を体現するためにもプロによるアドバイスが必要だと思いました。
- ーー 実際に依頼して良かった点をお聞かせください。
- 生沼:ワンタイムでヘアメイクの指導をしてもらうだけでなく、常に指導いただいたヘアメイクをタレント自身が体現できるようにブラッシュアップレッスンを継続的に実施いただいているので大変心強いです。
メズム東京らしいヘアメイクを体現するということは、自身のモチベーションを上げる大事なプロセスだと思っています。
いわば、仕事モードヘの切り替えスイッチの役割を担っていると言えます。
メズム東京という舞台に立つために、プロフェッショナルな視点からの指導のもと、各タレントが自らヘアメイクをして、それぞれの役を演じているという感覚を具現化できているので、依頼して本当に良かったと思っています。
- ーー ヘアメイク監修で得られた効果がございましたら教えてください。
- 生沼:働いているタレントが輝いており、自信に満ち溢れ高いモチベーションと共に楽しく仕事をしています。実際、お客様のみならず同業の方々からもイキイキ働いていると言われることが多く、自己肯定感の高いタレントが多いと思います。さらに、メズム東京にいらっしゃる感性の高いお客様をはじめクリエイティブ関連、美容関連のお仕事をされているお客様からも、とても良いフィードバックをもらっています。
- ーー 目指すゴールは何ですか?
- 生沼:日本の美に対する感性や、ディテールや品質におけるこだわりを、日本のモダンラグジュアリーブランドであるメズム東京から海外のお客様を通して世界に発信し続けることが目標です。
そして私たちは「TOKYO WAVES」というメズム東京のコンセプトをベースに、東京がとてもクールで魅力的な街であることを伝えていきたいと思っています。
いずれは、メズム東京が「東京のライフスタイルのアイコン」となれるようタレント一人一人が自信をもってしっかり発信していって欲しいと思っています。
タレントがヘアメイクを学びブランドの世界観を体現するということそのものが、日本の美意識と共に日本らしいスタイルを体現することであり、日本の唯一無二の体験価値であると考えています。自信を持って日本の存在感を世界にアピールし、そして日本を元気にしていこう!と思っています。
【profile】生沼 久(おいぬま・ひさし)
1994年ウェスティンホテル東京の開業メンバーとしてキャリアをスタートし、宿泊部や経理部購買課のマネジメントを経験後、2008年よりシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの宿泊部長・副総支配人、シェラトングランドホテル広島での開業準備室プロジェクトマネジャー、2017年には日本初進出のライフスタイルブランド・モクシー東京錦糸町にて総支配人に着任し、ホテル全体の運営責任者として更なる研鑽を積んだ。2018年6月日本ホテル株式会社に入社、同年10月プロジェクト推進部竹芝開業準備室室長に就任。2019年6月日本ホテル株式会社執行役員就任。